KAKERU台車製作所

失敗しない手押し台車の選び方 4つのポイント

手押し台車は、倉庫・工場・店舗・オフィスなど幅広い現場で日常的に使用される搬送機器です。しかし、一口に「台車」といっても、積載量・荷台サイズ・車輪の素材・収納方法など、選定に影響するポイントは複数あります。用途に合わない台車を選ぶと、作業効率の低下や事故・破損のリスクにつながることもあります。

本記事では、手押し台車を選ぶ際に確認すべき4つのポイントを順に解説し、最後にKAKERU台車製作所の製品ラインアップとその使い分けを表でご紹介します。


ポイント1:荷物の重さに対して余裕のある最大積載量を選ぶ

台車を選ぶ際にまず確認すべきは、最大積載量(定格荷重)です。

最大積載量は「その重さまで安全に使用できる上限値」であり、日常的に上限ぎりぎりの重量をかけ続けることは、フレームや車輪の早期劣化、破損事故の原因になります。一般的には、搬送する荷物の最大重量に対して1.2〜1.5倍程度の余裕を持った積載量の製品を選ぶことが推奨されます。

たとえば、最大80kgの荷物を運ぶ場面では、積載量100kg以上の台車を選ぶのが適切です。また、段差や傾斜のある経路を使う場合は、さらに余裕を見ておくと安心です。

なお、積載量の表示は製品ごとに条件が異なる場合があります。購入前にメーカーの仕様書を確認し、使用環境に即した判断を行ってください。


ポイント2:荷台の大きさと荷物の大きさを合わせる

荷台のサイズは、搬送する荷物の底面積に合わせて選ぶ必要があります。

荷物が荷台からはみ出した状態での搬送は、荷崩れや通路への接触、他の作業者への危険につながります。荷物の底面が荷台に収まることを基本とし、可能であれば荷物の四辺が荷台の内側に入るサイズを選ぶと安定性が高まります。

一方で、荷台が必要以上に大きいと、台車自体の取り回しが悪くなり、狭い通路や棚の間での作業に支障をきたすことがあります。搬送する荷物のサイズと、作業を行う通路・エレベーター・搬入口の幅を事前に確認したうえで、適切な荷台サイズを選定してください。

また、複数サイズの荷物を扱う現場では、最も頻度の高い荷物に合わせたサイズを基準にしつつ、必要に応じて複数台を使い分けることも有効です。


ポイント3:床の状態と車輪の素材を対応させる

車輪の素材は、使用する床面の状態によって適切なものが異なります。主な素材と特徴を以下に整理します。

ゴム車輪 一般的なゴム製の車輪は、グリップ力が高く、多少の凹凸にも対応できます。屋外や倉庫など、床面が完全に平坦ではない環境に向いています。ただし、長期間の使用や高荷重では摩耗が生じるため、定期的な点検が必要です。

静音(ウレタン・樹脂系)車輪 病院・ホテル・オフィスビルなど、騒音に配慮が必要な環境では、静音タイプの車輪が適しています。硬質ウレタンや樹脂素材を使用しており、走行音が小さく、タイルや木材フロアなど平滑な床面での使用に適しています。

ノーパンクタイヤ 空気入りタイヤのようにパンクの心配がなく、屋外の荒れた路面や工場の金属片が散らばる床面でも安定して使用できます。メンテナンス頻度を抑えたい現場に向いています。

床面の素材(コンクリート・タイル・木材・アスファルトなど)と、騒音規制の有無、屋内外の区別を確認したうえで車輪素材を選んでください。


ポイント4:保管場所のスペースに応じて折りたたみ式を検討する

台車は使用頻度が高い一方で、使用していない時間帯は保管場所を必要とします。倉庫や作業場のスペースに余裕がある場合は通常の固定フレーム型で問題ありませんが、保管スペースが限られている現場では折りたたみ式の台車が有効です。

折りたたみ式台車は、使用しないときに荷台部分を折りたたんでコンパクトに収納できます。複数台を重ねてスタッキングできるタイプもあり、省スペース化に貢献します。

ただし、折りたたみ機構を持つ分、フレーム剛性が固定型と比べてやや劣る製品もあります。重量物の搬送には固定型を、軽量物の搬送や保管スペースの節約を優先する場面には折りたたみ型を、というように使い分けることが現実的です。


KAKERU台車製作所の製品ラインアップと使い分け

以上の4つのポイントをもとに、当社の主要製品の特徴と推奨用途を以下の表にまとめます。

製品名最大積載量車輪タイプ折りたたみ主な推奨用途
スチール台車 KS-300300kgゴム車輪ハンドルのみ可倉庫・工場など重量物の搬送。耐久性重視の現場に。
樹脂製静音台車 KQ-150150kg静音車輪(エラストマー)—病院・ホテル・オフィスなど騒音に配慮が必要な屋内環境に。
折りたたみ台車 KF-120120kg—可(厚さ170mm)保管スペースが限られた現場や、使用頻度が変動する環境に。
二輪ハンドトラック KH-200200kgノーパンクタイヤ—段ボール箱・ボンベ・家電など縦積みの荷物の搬送に。

※最大積載量・仕様は製品ページの最新情報をご確認ください。


台車の選定は、現場の環境・荷物の特性・保管条件を総合的に判断することが重要です。「どれでも同じ」と考えず、上記の4つのポイントを一つひとつ確認することで、安全かつ効率的な搬送作業を実現できます。

製品の詳細仕様や、現場に合った台車選びのご相談は、KAKERU台車製作所までお気軽にお問い合わせください。